
前回、MP5Jのカスタムをご紹介しました。
ホップの微調整を残しておおむね仕上がっております。
しかし、そこに至るにはなかなかのカスタム迷宮が待ち受けておりました。(私の場合は、ですが・・・)
全国に6千万人からいるサバゲーマーの中には、もしかしたら一人二人くらい私と同じような所でつまづいている方がいらっしゃるかもしれませんので、今回はBOLT MP5Jのカスタムで私がつまづいた箇所や注意点について書きたいと思います。
綺麗に組み上がらない
いや、頑張れよ(゚д゚)
と思われるかもしれませんが、私が最初につまづいたのはここでした(笑)
これまでに東京マルイの電動ガンを数丁程度しかカスタムしたことがない私としては 、なかなか大変でしたし、なぜうまくいかないのかがわからず結構焦りました('A`|||)
分解は問題なかったのですが組み上げる際に、
- メカボックスにロアレシーバーをつける(メカボの配線をグリップに通して被せているだけ)
- 1のものをアッパーレシーバーに奥まで入れる
- グリップ内のメカボックス固定ネジを締め、マガジンキャッチ部分のピンを入れる
とやって、見た感じはきっちり組めているように見えるのですが、いざモーターを入れようとするとメカボックスのモーター先が入る穴とグリップ内のモーター先が入る穴がちょっとズレて、モーターがきちんと入りませんでした。
以下の画像の状態ならモーターは入りますが、これ以上ズレると強引に入れないと入りません。
強引に入れたら入れたで、今度は取り出すのに苦労します。
しかも強引に入れたとしても、ピニオンギアとベベルギアの合わさる位置が変わってしまい、正常な動作ができなくなります。
何度組みなおしても、力を入れてアッパーレシーバーにグイグイ押し込んでもズレが生じていました。
なぜかがわからずウホウホやっていましたが、よくよく見てみると、
アッパーレシーバーとメカボの間に挟む配線がねじれていたり、被膜がちょっと破れてかさばっていたのが原因だろうということになりました。
二本の配線を束ねる熱収縮チューブを付け直し、アッパーレシーバーに入れる際もアッパーレシーバーの内側の溝に平らに這わせてなるべくかさばらならないようにしました。
そして、何度も分解・組み立てをやっているうちに気づきましたが、
- メカボックスにロアレシーバーをつける(メカボの配線をグリップに通して被せているだけ)
- 1のものをアッパーレシーバーに奥まで入れる
- グリップ内のメカボックス固定ネジを締め、マガジンキャッチ部分のピンを入れる
としていた順番の3を、
マガジンキャッチのピンを入れて、メカボックス固定ネジを締める
とした方がメカボックスがズレにくいようです。
まぁこの問題につまづいている人はあまりいないかもしれませんね('A`|||)(笑)
チャンバー付近の気密
以前、チャンバーの分解について書いた際にも触れましたが、チャンバーとインナーバレルを固定するためかわかりませんが、インナーバレルにOリングが接着されていました。
インナーバレルを交換するためにこのOリングの接着を外しましたが、恐らくそれが原因でチャンバーが左右に回転しやすくなり、さらにOリングがきちんとチャンバーの端に食い込んでいないと気密が取れていないような雰囲気。
交換したインナーバレルの外径がわずかに細いのかもしれませんが、コンラッドタクティカルのバレルに交換すると、余計に気密が取れなくなった気がします。
バレルの先とチャンバーの下の口を指で塞いで、後ろから息を吹き込んでみるとチャンバーの前方付近から空気がダダ漏れでした。
最初はチャンバーが左右にズレるのを防止するために画像のようにシールテープを巻いてみましたが、このように巻くとバレルを入れるときに上部がはがれるので、気密的にもあまり意味がなさそうです。
キツキツで入れにくいですし('A`|||)
次はこのようにバレルとチャンバーの間に軽めに巻いてみました。
これで先ほどの息吹き込みをやったら漏れはなくなりましたので、OKかと思います。
チャンバーの左右へのズレはいくらかましになった程度なので、インナーバレルをアッパーレシーバーに入れる際にチャンバーパッキンがズレていないか、ホップ窓から降りてくる突起がバレルの真ん中に来ているか、などに注意が必要です。
ちなみにOリングも入れた状態でシールテープを巻いています。
Oリングはよきところに再度接着したほうがいいと思います。
面倒ですが・・・
これは、カスタムをやる人からしたら当たり前にやっていることなのかもしれませんが・・・。
私は面倒くさがりでしてε=ε=(;´Д`)
分解⇒いじる⇒組み上げる
を何度も繰り返していると面倒になってきて、少しでも手間を省こうとして最後まで組み上げずに初速チェックをしていました。
組み上げ・モーター位置の問題をクリアして、気密問題もクリアして、いよいよ悪い可能性のあるところが思い当たらなくなった状態でも初速が低かったため、
もうこんな感じにボーっとなってしまいました。
それまでは下の画像の状態で初速チェックをしていましたが、後部のピンも入れておかないと動作時に若干メカボがズレるのでは?と、ふと思いまして。
いや、まさかねぇ~(・ε・)、とは思いました。
メカボックスはグリップの中のネジで固定しているし、アッパーとロアレシーバーもがっしり組み合わさっています。
リコイルショックがあったとて、そんな簡単にズレないだろうと・・・。
少なくとも見た感じではズレはありませんでした。
しかし、ピンを入れたら一気に初速が上がって完成しました(笑)
たったそれだけで初速が変わるとは・・・。
というか、きちんと組めぃ!と改めて思いました。
面倒くさがってはいけませんね、こういうのは('A`)
もしかしたら、序盤からきちんと組んで初速チェックをしていれば、ギア破損や軸受交換なんてこともしなくて済んだかもしれません(-_-)
ギア、軸受の交換
前回書いたように適当にモーター位置をいじってしまった結果、ベベルギアが破損し、交換する羽目に・・・。
マルイ純正のベベルギアが余っていたので入れてみましたが、手で回すとBOLT純正スパーギアとうまいこと嚙み合っていないのか時々引っかかるような雰囲気。
ならばと、こちらも手元にあったCORE製16:1ギアにごっそり交換しました。
ギアを交換後、シム調整を行いましたがどうもキツキツでうまいこといかない雰囲気。
仕方なく軸受を交換することにしました。
こちらも手元にあったものですが、おそらくマルイのメタル軸受だと思います。
画像を見るとわかるかと思いますが、BOLT純正よりも高さがありません。
これによってキツキツにならなくて済むようになりました。
普段ならやらないのに、カスタム疲れでつい適当なことをやってしまったために、破損ギア交換⇒ほかのギアも交換⇒軸受交換 というなかなかのコンボを決めてしまいました。
適当にやるとさらに面倒くさい事態を招くこともありますので、いけませんねΣ(´д`;)
いろいろと書いてきましたが、現段階ではこれらの問題はクリアできていると思っています。
しかし実際に試射やゲームでの使用を繰り返すうちに新たな不具合が出てくる可能性はあります。
正直結構不安です(笑)
今後ホップ調整を仕上げていきますので、そちらも含めてまた書いていきたいと思います。
おまけ
結局やらなくて済んだのですが、スプリング交換についてです。
SHSのM100スプリングと並べて写真を撮りました。
長さは同じくらいです。
リコイルショックありの電動ガンだから次世代用のスプリングかと思って、事前に3種類も買ってしまいましたが、次世代用でなくてよさそうです。
と、いうことで次世代用スプリング3種類は買い損です(笑)
SHSのM100も使いませんでしたし(笑)
いや、全然気にしてませんけどね(笑)
持ってれば使うときが来るかもしれませんしね(笑)